お昼休み、美典たちと社食に行く。
貴継は行かないようだった。
何故、貴継が滅多に社食に来ないのかわかった。
口に合わないのかと思っていたら、昼も仕事をしているからだった。
他の課に残業するなと言ってる手前、人事は残業しづらいからなー。
どうせ、貴継さんたちは残業代つかないけど。
部下に早く帰れという手前、自分ばかり残れないのだろう。
なので、忙しいときは時間のやりくりが大変なようだった。
社食は今日も混んでいて、大和たちも列に並んで居た。
あ、私を罠にはめようとした、IDカードをつけた小人さんだ、と思いながら、挨拶をし、後ろに並んで、カレーの食券を買う。
美典が、
「明日実、カレー?
カレーの列早いから、席とっといてよ」
と定食の列に並びながら言ってきた。
「了解。
五人ねー」
空いてるかなー? 五人いっぺんに座れるとこなんて、と見回すと。
……空いていた。
黒崎部長のテーブルが。



