「貴継さんのお父様が勧めてくださったものですし」
と言うと、
「そうか。
じゃあ、お前はそれを婚約指輪だと思ってつけてるわけだな」
と言われてしまう。
「い、いえっ。
そういうわけではないんですけどっ。
実は、可愛いので、結構気に入っています。
だから、安いからといって、これではいけないと言うのはおかしいかと」
そう言うと、貴継は笑った。
でも、ちょっと嬉しかった。
安い指輪では、両親に対して申し訳ないと言ってくれたことが。
きちんと親のことまで考えてくれている気がしたからだ。
……だからと言って、このまま貴継と結婚したいというわけではないのだが。
「本当に可愛いな、明日実は。
よく今まで売れ残っててくれたな」
そう微笑みかけてくる貴継に、
「あの……そういう言われ方はちょっと不愉快なんですが」
と訴える。
「それを言うなら、貴継さんは、何故、今までおひとりだったんですか?
あ、誰かお相手がいらっしゃったんですか?」
「お相手がいらっしゃったのに、お前にこんなことしてたら、大問題だろう」
と言うと、
「そうか。
じゃあ、お前はそれを婚約指輪だと思ってつけてるわけだな」
と言われてしまう。
「い、いえっ。
そういうわけではないんですけどっ。
実は、可愛いので、結構気に入っています。
だから、安いからといって、これではいけないと言うのはおかしいかと」
そう言うと、貴継は笑った。
でも、ちょっと嬉しかった。
安い指輪では、両親に対して申し訳ないと言ってくれたことが。
きちんと親のことまで考えてくれている気がしたからだ。
……だからと言って、このまま貴継と結婚したいというわけではないのだが。
「本当に可愛いな、明日実は。
よく今まで売れ残っててくれたな」
そう微笑みかけてくる貴継に、
「あの……そういう言われ方はちょっと不愉快なんですが」
と訴える。
「それを言うなら、貴継さんは、何故、今までおひとりだったんですか?
あ、誰かお相手がいらっしゃったんですか?」
「お相手がいらっしゃったのに、お前にこんなことしてたら、大問題だろう」



