もっとも阿呆なことをやっているのは、貴方ですが、と思ったのだが、さすがに今、言うべきタイミングではない気がして、黙っていた。
「俺はこの家にこだわったが、他の家族はみんな前を向いて歩いていった。
だが……」
明日実、と貴継は明日実の手を取る。
「お前に会って気づいたよ。
こだわるべきは、家ではなく、家族だったと。
俺の家族はお前だ。
俺の家はもう此処じゃない。
お前の家だ」
い、いや、それもどうなんでしょうね、と明日実は手を握られたまま、視線をそらす。
「お前の居るところが俺の家だ。
お前とお前が産んだ俺の子どもの居るところが」
「いやいやいや。
だから、まだ、妊娠してませんからっ」
慌てて手を振りながら、
ああっ。
また、まだって言っちゃった、と思っていると、貴継は、
「俺にはお前の未来がわかるぞ。
お前は俺と結婚し、俺の子供を産むだろうっ!
……そうだな。
2、3人っ!」
と明日実のお腹を指差し言ってくる。
大予言っ!?
しかし、迫力のわりには、内容が曖昧だが。
なんだ。
2、3人って……。
「俺はこの家にこだわったが、他の家族はみんな前を向いて歩いていった。
だが……」
明日実、と貴継は明日実の手を取る。
「お前に会って気づいたよ。
こだわるべきは、家ではなく、家族だったと。
俺の家族はお前だ。
俺の家はもう此処じゃない。
お前の家だ」
い、いや、それもどうなんでしょうね、と明日実は手を握られたまま、視線をそらす。
「お前の居るところが俺の家だ。
お前とお前が産んだ俺の子どもの居るところが」
「いやいやいや。
だから、まだ、妊娠してませんからっ」
慌てて手を振りながら、
ああっ。
また、まだって言っちゃった、と思っていると、貴継は、
「俺にはお前の未来がわかるぞ。
お前は俺と結婚し、俺の子供を産むだろうっ!
……そうだな。
2、3人っ!」
と明日実のお腹を指差し言ってくる。
大予言っ!?
しかし、迫力のわりには、内容が曖昧だが。
なんだ。
2、3人って……。



