過去を捨てて、やっと俺たちの前に姿を現した。
だけどやっぱり、きっとこいつは―…
「お前、もしかしてまだ―…」
「んなわけねぇだろ!あるわけねぇ…あっちゃいけねぇんだ。俺はなんの為に―…」
自分の言い聞かせているように俺の襟を掴んで唱えるように呟く。
あぁ、そうか。こいつは。
捨ててきたんじゃない。
きっと、心の中で言い聞かせているだけなんだ。
なら俺の出る役目は、ないじゃねえか。
「お前って、本当邪魔だな」
こいつがいなければ、俺はあいつの隣にいれたのだろうか。
いや、無理か。
だって、
『ともだちになろうよ』
俺をあいつと出会わせてくれたのも、ひとりだった俺を新しい世界へ連れ出してくれたのも全部、こいつだったから。
きっと俺は何年たってもこいつには、勝てねえんだ。
ShunMatsunaga Side END

