ありったけの感謝の気持ちを伝えたくて、そういった。

「・・・うん。ありがとう。
 また明日。」

・・・えっ?

茉依は笑っていたけれど、その表情がどこか寂しそうな気がした。

「う、うん。また明日。」

でも、今は普通になっている。

・・・・気のせいかな?


茉依と別れたうちは、ルンルン気分で家に帰った。

スマホの連絡先にある、『附田澄』の名前を見つめながら。




茉胡side END