1年前のあの日、再会できたことが、私はうれしくて、うれしくて、仕方なかったんだ。 小さい時の私の近くにはいつも澄にいがいて。 私が、澄にいに恋をしたのは、たぶん、必然だったんだ。 自然に、澄にいのことが好きになった。 ただ純粋に好きになった。 だから再会できて、私は舞い上がっていた。 舞い上がりすぎて、周りのことなんて全く見えてなかった。 見えていたら、今とは何か少しでも変わっていたのかもしれないけど。