漂う嫌悪、彷徨う感情。


「・・・本当はね、今日は勇太くんのお家にお泊りしたいなって思ってたんだけど、明日勇太くんの実家に行くなら、ちゃんとした洋服選びたいし、パックもしたいなぁと思って。 自分の部屋で、ちょっとでも良いコンディションにして、少しでも印象良く思われたいっていうか・・・。 勇太くん、ワタシの家より自分のお家の方が良かった?? ワタシの実家に行って、お母さんに気を遣ったりして何かと疲れただろうし、自分の部屋で寛ぎたかった?? ごめんね、わがまま言って」

再び歩き出した美紗が、オレに向かって可愛く両手を合わせた。

「女子って大変だねー。 てか、オレは『今日はずっと美紗と居たいなー』って思ってただけで、どっちの家でも構わなかったから別にいいよ。 それにオレ、お義母さんの事超好きだから、全然疲れてないよ。 気を遣うどころか楽しみすぎて、逆に迷惑掛けちゃったかなって思う」

美紗の頭をポンポンと撫でる。