その時、

「おお、総司。帰ってたか」

「あ、近藤さん。ただいまです。ちょっと道場借りていいですか?」

「あ、ああ。構わんが・・・ん?そこの人は?」

「じゃあ借りますね」

沖田は近藤と呼ばれた男の問には答えず、そのまま私の手を引いて道場とやらに向かい始めた。

「お、おい」

そう言って、近藤も着いて来た。