「それでは改めて、両者、構え!」

2人揃って木刀を構えて睨み会う。

「はじめ!!」

審判の声がかかった直後、目の前の沖田が消えた。

しかし、私には見える。

「後ろ!」

私は木刀を捨て、懐に手を突っ込んでそれを引き抜いた。

そして後ろから迫る沖田の額に突きつけた。