しかし、

「いいじゃないですか」

意外な所から助け舟が来た。

「外したがらないものを無理に剥がそうとするのは感心しませんよ?原田さん」

「総司」

咎めるように原田が沖田を見る。

「大丈夫ですよ。僕と勝負していて、あの笠を被ったままいられる訳ありませんから、ね?」

あ、違った。

何か笑顔黒いし・・・