雪の降る日に、願いを消して

「桜子、駿は大丈夫そうなんだよね?」


紗英がそう聞くと、桜子は「本人が大丈夫って言ってるんだから、大丈夫なんじゃないの?」と、そっけない返事をした。


駿が倒れる寸前まで2人でずっとくっついていたのに、今は駿の方を見てもいない。


あたしと紗英は目を見交わせる。


保健室でなにかあったんだろうか?


そう思ったが、桜子や駿に直接それを聞く事なんてできるハズもなく、あたしと紗英は他愛のない会話に戻って行ったのだった。