ー--- 「…初めから、少し刺激が強すぎたかな?」 疲れ切った体をソファに鎮める国府谷に、梅芳はお茶を差し出した。 「…少しは甘言師について、理解してくれた?」 「…あれをみて?…ちょっと僕には理解できないな」 目を塞げば思い出す、あの非日常を。 先ほどまでの光景が嘘のように、落ち着きを取り戻した静かな応接間に、国府谷は深いため息を吐いた。 「…甘言師は詐欺師みたいなものって言ったよね?」 「…その言葉は撤回します」 「よろしい」