「謝るくらいなら……他の子が来る前に、俺の隣…特等席に座っててよ」
「…え。
えええええええええっ……!」
聞き間違いかと、中野くんのほうを見ると顔は赤く染まってて…。
「ほ、ほんとに……?」
「…ずっと、花見さんのこと見てた。だからちゃんと、隣にいて」
「それって…特等席?」
中野くんはコクンと頷くと、ふいっと顔を逸らした。
「わ、わたしっ…! ずっといるよ! 中野くんの隣…っ特等席に…!!」
中野くんは、ギュっと強く抱きしめてくれた。
中野くん。
好きです──。
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