ー璃舞ー


朝の目覚まし時計が鳴る



窓を開ける。



顔を洗う



着替える



ご飯を食べる



学校に行く



友達と話す



ホームルーム



授業を受ける



弁当を食べる



授業を受ける



部活




家に帰る



晩ごはんを食べる



お風呂に入る



宿題をする



寝る



これが私のいつものパターン



でも、あと11ヶ月で私のここでの命は死ぬ



いなかった時間の方が短いのに数年であっという間にここには“いなかったもの”として私は扱われるんだ。



何で分かるかって?








だってこれまでに転校していった人達は皆そうだったんだもん。



むしろ、忘れられちゃうのが当たり前でしょ?



人間なんて所詮その程度なんだから。