冷たいなら


あたしは制服を脱がされた。



「イヤっ! やめて!!」


弘也の机の角を掴む手に力が入る。


どうにもならないことくらいわかっているが、必死に抵抗している。


その拍子で机が激しく揺れ、中に入っていた教科書が落ちて男の足に直撃。


「イテッ!」


男の怒声に更に力みながらあたしの身につけている物を外すのではないかと、焦りを感じた。


あたしの推測は当たっていたみたいだ。