「あいつ、ヤらせてくれんの?」 「………」 即答できない俺を、更に鼻で笑っている。 「ヤらせてくれない女なんて、つまんないでしょ? あたしが相手してあげるから。 ほら弘也だって、溜まってんでしょ?」 「は? 誰がお前なんか相手にするか」 俺はそこまで飢えてない。 こんな好きでもないやつを相手に、スッキリ出来るわけないだろ。