お母さんと、男の子のお母さんが部屋に戻ってきた。 「ごめんね。びっくりしたでしょ。…こら!祐希!なにしてるのもう!」 私ににっこりと微笑み、そして男の子を叱った。 「園子ちゃんもほんとにごめんね。」 園子とは私のお母さんの名前。 祐希のお母さんを私のお母さんは、学生時代の友達だったらしい。 このことがきっかけでお互い、同じマンションに住んでいると知ったらしい。