色んな思いを巡らせていても、見つめ合う形でどちらも逸らすことのない視線と視線に、たちまち頬が熱くなっていった。
「っ、お前……なに赤くなってんだよ」
「……赤いって。だって、自分じゃ、そんなのわからないっ、」
……私の心臓は、どうかしてしまったのかな。
椎名くんにドキッとして、体温が上昇して、平常心なんてものはまるでなくなってしまって。
椎名くんの骨ばった手から伝わる熱……。
「バカ。こんな状態じゃ練習にならないだろ……」
「……だからっ、もうっ!そもそも、椎名くんと恋愛するなんて、私には意味がわかりません……!」
恥ずかしさから逃げ出そうと意を決して叫ぶように言えば、椎名くんは目を見開いて私を見つめた。



