【完】クールな君に告白します




「お前、もしかして梶さんから楓のこと聞いてないのか?」


「し、椎名くんが、バスケ部だったことは本人からは聞いたけど……」



そこまで言うと国崎くんはハッとした顔をした。


そして、「なんでもねぇ」と言って、妙に納得したようにクスッと笑った。



「な、何……?」


「……いや。梶さんって、意外と幼稚なとこがあるっつぅか、子供っぽいなぁって思っただけだよ」



その意味がまるでわからなくて首を傾げるしかない私。



「お前も行くんだろ?梶さんの執事喫茶」


「あ、うん。でも……国崎くんは行かないんでしょ?」


「……って思ったけど。梶さんの執事姿、からかうのも悪くねぇし。一緒に行くか?」


「うん」



顔を見合わせて頷けば、国崎くんも笑顔を向けてくれた。


今年は一人じゃない創立記念祭に私の心も少し晴れていったのだった。