「……なんで、楓だったのかもわからない」
「……、」
「ガキの頃から楓を好きになった女も、仲良くなろうとして関わった女も、みんは酷い目に遇ってきた。小さいことから始まって、それはどんどんでかくなって……っ、血が出るくらい怪我したり、病気になったり……、」
「国崎……くん?なにを、言ってるの……?」
ーーー言葉が何一つ見当たらない。
国崎くんはとても恐ろしいことを言っている。
「最初は、誰もが本当に偶然だと思ったんだ。だけど、そんな不吉な連鎖は止まらなかった……」
「っ、」
「だから、大人はみんな言ったんだ。まだ、12歳だった楓に……、」



