【完】クールな君に告白します




 * * *


「あの……先生。私に、何か?」



こんな風に、職員室に呼ばれることなんて滅多にないことだ。


職員室特有の静かな雰囲気はどうしてか無意識に緊張を招くものだったりする。



「ああ。いきなり呼び出しで悪いが、これを当日までに書いてきてくれないか?」


「えっ?」



差し出されたのは一枚の白い紙。

私の目が点になったのはそこに記された文字だ。



“最終候補者 椎名 楓 PRポイント”



「あのぉ、せ、先生………これは一体……」


「ん?なにを驚いてるんだ?例のイベントの件で、スピーチ代表者を決めるのに女子が揉めてただろう?そこで椎名が月城を推薦したんだよ。だから、頼んだぞ!」



椎名くんが私を………!? 

ちょ、ちょっと待ってよ………。


確かにアピール代表者は炸裂なバトルの末、椎名くんの推薦ということにはなったけれど。