【完】クールな君に告白します




「は、はいっ……。でも、言ってることが、わからないのですが……だって私は、恋愛というものをまともにしたことがないので。だから、そもそも……っ、告白なんてのは、夢のまた、夢の話で……」



戸惑いを一気に吐き出せば、視界にいる椎名くんの視線から逃げるように足元に目を落とす。


……ましてや。


人気者でしかないクールな王子様が、俗に言う地味子に分類される私なんかの相手で。


流行りの少女漫画や恋愛小説みたいな展開が起きるなんて……。



「だから……オレが、お前の“告白の練習相手”になってやるって言ってんの」



椎名くんの、その大きな溜め息に、私は目をパチパチさせる。