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友達を作ることはこんなにも難しいことだったかな。
子供の頃は、気づいたらおしゃべりをする子がいてくれて、無邪気に話し合えていた気がする。
成長する度に、自分は周りにどう映ってるのかを気にしたり、言葉に迷う時もたくさんあって……。
改めて、友達がいることは決して当たり前なことではないんだと思った。
ノートを拾い上げた私は薄気味悪い程静まり返った廊下を歩き、その足で図書室へと向かう。
告白が終わった今。
“練習”をすることはもうないだろうけど。
もし、扉を開けて椎名くんがいてくれたら、やっぱり顔を見てお礼を伝えたい。
……けど、もしいなかったら。
扉を開ける手は躊躇って、恐る恐る細く開けた隙間から、中を覗いた。



