【完】クールな君に告白します




「でも今は、傷つけられる言葉を吐かれても、傷つけることを自分から言うような女じゃない。口にした言葉がどれだけ相手を傷つけるか……後悔しか残らないことも、痛みも知ってるから」


「椎名く……」


「逃げるのは簡単だよな。本当に難しいのは……もう一度その過ちと向き合うことだから」


「っ、」


「今のお前は……自分の過ちも後悔も誤魔化したくないって言葉に出して言える。諦めないで逃げないでいる。向き合うって、そんな決心がオレには見える」


「……、」


「お前は……“ 月城公花 ”って人間はオレにはそう映ってる。傷つけるって思ってるみたいだけど……陰も君の悪さも蹴飛ばすくらい、真っ直ぐに……、」



そっと、伸ばした椎名くんの手は、私の冷たい頬に触れる。



「お前の言葉は、オレには優しく響いたよ」 



ーーー泣きたくなる程、優しく微笑んだ。