【完】クールな君に告白します




……はみ出したりしちゃいけない。

……独りぼっちになんかなりたくない。



「ねえ、公花。当然言えるよね?私たちを信用させてみせてよ?ほら、東雲中が来る前に早く……」



絶対的存在の未来ちゃんが薄く笑うと、私の肩を強く掴んで、力任せに外壁へと押しつける。


その衝撃で、ドンッ……と鈍い音が響き、目を瞑ったと同時。



「………何してるんだよ!」



……突然、叫びながら駆け寄ってくる梶先輩の姿に、胸が張り裂けそうになった。


その腕が、私の背中に優しく触れているのがわかる。



「……ちょっと、喧嘩になってしまっただけなんですよ?公花が、梶先輩に伝えたいことがあるのに、急に怖じ気ずいちゃって。ね?」



未来ちゃんは慌てる様子もなく平然と答えると、息を合わせたみんなが同調を始め、冷めた笑顔で私を捕まえた。

 
“早く言え”……と、その目が主張している。



「そうなんです……ねぇ、公花?梶先輩が来てくれたよ!?早く言いなよ!チャンスだよ!」