「公花って、無神経じゃない?」
「ねっ?いつも空気を悪くするのは公花だもん」
「わかる。お父さんと遊園地行くからお土産買ってくるってわたしに話してきたりして。うちには……お父さんがいないこと知ってるクセに!」
「何それ。ひどい……!いっつもヘラヘラ笑ってるクセにね。人が傷つくことを平気で言うんだ」
……知らず知らずのうちに、私の言葉は誰かを傷つけていたのだと知った。
「そうやって人を気分悪くさせるの得意だよね?」
「アンタの言葉は誰かを傷つけてるって、わからないの?」
私は、一瞬にして輪の外へ追い出された。
そんなつもりなんて、なかったの。
誰かの気分を悪くさせるつもりも、わざと言ったわけでもなかったの、と心の中で呟いても到底その声を誰も拾ってはくれない。
「公ちゃん。どうして……わたしが着替えてるって喋っちゃったの?誰にも言わないって約束だったのに!最低だよ……」



