「滅多に使わない教室なのに何してるんだよ?」
「それは……、」
「き、公ちゃん…………?」
部屋の中からチイちゃんの不安げな声がした。
「あー!誰かいるんだな!?勝手に入ったらいけないんだぞっ!」
私を押し退けて視聴覚室へ入ろうとする男子に、焦り出した私は咄嗟にその腕の掴んだ。
「や、やめてよっ!チイちゃんは、ここで着替えてるんだから!」
私のその言葉は……。
チイちゃんは生理だから視聴覚室で着替えているという事実を、クラス中に広めてしまった原因となった。
あの男子が、ニヤニヤと不敵に教室へ走って行ったあと事態は急変した。



