キャラメル色の髪が、羨ましい程長い睫毛も、「早く」と急かす吐息混じりの声も全部。 ……全部、私に触れそうな距離にある。 「………わっ、私、実は……っ、」 拒めずに絞りだした声が裏返りそうだ。 だって、椎名くんの伏し目がちな表情がこんなにすぐ近くにあるから。 緊張したせいて握った手が汗ばんでいる。 早く、早く言わなきゃ……。 「……実は?なんだよ」 「……、」 「“告白”……してみろよ。練習しなきゃ出来ないんだろ?そう言ってたよな、お前。だからさっきだって言えなかったんだろ?」