【完】クールな君に告白します




「来てくれたんすね、キャプテンっ!!」



キャプテン……だと?

目の色を変えて飛んでくる部員はその男を囲むように群がっているが、横顔に影が落ちてはっきりと顔を確認出来ない。



ーーー“その……まだ、来てないみたいだし………”



なんて言っていたけど、もしこの男が告白したいヤツだとしたら、今さら登場するとかやっぱり遅刻魔なんじゃないのか、月城?


“キャプテン”と呼ばれたその男は、隼人の存在に気づくと方向を変えて向かっていく。


横顔を確認出来たオレは、ああそういえばアイツはバスケ部のキャプテンだったなーーーと、朧気(おぼろげ)に、隼人が話していたことを少し思い出したりしていた。


バスケでアイツに勝てなくて、ライバルだって豪語していたことを。