「まさかお前、来たのが梶さんだったからか?告白したい相手って、梶さんなのか……?」 「……っ、」 その名前に大袈裟に反応してしまったのは、本当のことを言い当てられたからだった。 「そうだろ?だから、お前……いきなり泣いたりしたんだろ?あの場にいれば、梶さんが来るから……」 問いかける国崎くんの手の力が弱まって、私の肩から滑り落ちた。 ……と、同時に私の頭の上に、ポンッと温かい手が触れる。 「女の子はイジメたらダメだろう、隼人?」 背後から聞こえる穏やかなその声が心地よく響いた。