最後まで伝える前に国崎くんは私の言葉を封じた。
「昨日は練習だとか、まだ会えないだとか言って。しまいには泣き出すし?今度は、告白だって?そんなんで誤魔化してるつもりか?」
「確かに、支離滅裂ですが……私、誤魔化すつもりでは……」
「だったら何で、見つかったら困るみたいなこと言って泣いてたんだよ?」
「……、」
射るような国崎くんの視線から目を伏せる。
「泣く程困ることかよ?お前が、あの場所で見つかって困ることな………」
ドクンっ、と。
無愛想な声が急にピタリと止んで、鼓動が不穏な音を鳴らして反応した。
ハッとした顔で私の肩を掴んだ国崎くんは、何かに気づいたように目を大きくする。



