多少強引なところはあるけど、椎名くんの言葉はいつでも優しく届いてそっと背中を押してくれる。
……だから、椎名くんは雪みたいに冷たい人なんかじゃないよ。
でも私は勘違いをしちゃいけないって何度も言い聞かせた。
「……か、仮に椎名くんが優しくしてくれているとしても、それはあくまでも、責任感みたいなものに似ています……っ、」
いざ、言葉にすればまた胸が痛みを覚えてしまう。
「それは、私が告白をしたい人がいるから。だから助言をしてもらうことはあるかもしれません。でも、だからって好きだなんて……椎名くんを、好……」
「おい、不気味。お前昨日から訳のわかんねぇことばっか言ってんなよ?」



