【完】クールな君に告白します




みんなから“隼人”……と名前で呼ばれている。


親しい女の子の友達がたくさんいるのか、国崎くんを見るみんなの目はいたずらっ子を見るように楽しそうにしている。



「呪えるもんなら呪ってみろって話だ」



確かに、悪魔な国崎くんは呪いとか黒魔術を気にもしていなかったけど。


教室内の女の子達はケラケラと笑って国崎くんを見ていたけど、当の本人は、私の首に回した腕を離す気配もない……。



「っ、……手!手を、離してください」


「あ?生意気なこと言ってんなよ?不気味のせいで、昨日オレは“女と抱き合ってた”って、バスケ部で噂されてんだぞ?」


「それは、間違いじゃないですか……!」



意味は似ているのかもしれないけど、抱き合っていたなんて誤解だよ……。


化石のように固まる私に感じるのは冷たい視線。