【完】クールな君に告白します




「聞いてるのか?」



ハッとした私は何度も聞いてますと繰り返す。


おとなしかった鼓動がたちまち速さを増してゆくから、動揺を隠すことが出来なかった。


なんで、私……椎名くんに、ドキドキしてるの?



「っ、うん。汚名返上……もちろんちゃんと考えてるよ……」


「考えてる?正木に言わせて、そうやって黙ってんのが考えてるってことなのかよ」


「……っ、」



間を置くこともなく出てきた言葉に沈黙した。

椎名くんが、すごく怒っている。

綺麗なキャラメル色の髪の先まで怒っている。