足音と気配は、それでも背後からしだいに迫ってくる。
誰なの・・・?
たまたま方向が一緒なだけ・・・
きっと女の人・・・
自分に言い聞かせる。
角を曲がりながら、勇気を振り絞って、視線を横に向けた。
足が止まる。
相手も歩みを止める。
シルエットが一瞬大きく見えたのは、肩にケースを担いでいるからだと気づく。
でも彼を、見間違うことはない。
誰なの・・・?
たまたま方向が一緒なだけ・・・
きっと女の人・・・
自分に言い聞かせる。
角を曲がりながら、勇気を振り絞って、視線を横に向けた。
足が止まる。
相手も歩みを止める。
シルエットが一瞬大きく見えたのは、肩にケースを担いでいるからだと気づく。
でも彼を、見間違うことはない。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)