退廃的な雰囲気をまとう、美しい人だ。
奈緒たちより年上だろうけれど、年齢はよく分からない。
「あ、あたしたち『chic』を見にきたんですぅ」
少し間をおいて、千香がこたえる。
おもねる口調になってしまうのは、相手の存在感に気圧されたからだろう。
「『chic』か。あんまぱっとしないねー」
「そうですかぁ」
「普段はねー、今日は別」
女性が形の良いくちびるのはしをつり上げる。
「サポートギタリストがいいから」
「サポートギターって・・・修二くんのことですか?」
千香が思わず大きな声を出す。
奈緒たちより年上だろうけれど、年齢はよく分からない。
「あ、あたしたち『chic』を見にきたんですぅ」
少し間をおいて、千香がこたえる。
おもねる口調になってしまうのは、相手の存在感に気圧されたからだろう。
「『chic』か。あんまぱっとしないねー」
「そうですかぁ」
「普段はねー、今日は別」
女性が形の良いくちびるのはしをつり上げる。
「サポートギタリストがいいから」
「サポートギターって・・・修二くんのことですか?」
千香が思わず大きな声を出す。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)