ねえ、修ちゃん


あたしは知っている。


あのとき、翔ちゃんがまだ生きていたことを。


修ちゃんがそれを知りながら、あたしをあの場から去らせたことを。


あたしはぜんぶ、知っているの。


同じ罪を舐め合ったのだから。