外界から完全に遮断された空間に身をおいて、時間の流れさえもさだかでない。
失礼します、
慇懃な声とともに、カーテンがまくられ、ウエイターがするりと入ってきた。
片手にお盆を持ち、片手でカーテンをさばく。動きはなめらかだ。
密着している和也と奈緒の姿にも、眉ひとつ動かさない。
彼にとっては、日常風景なのだろう。
「お待たせいたしました」
コトリ、とテーブルの上にグラスが一つだけ置かれた。
失礼します、
慇懃な声とともに、カーテンがまくられ、ウエイターがするりと入ってきた。
片手にお盆を持ち、片手でカーテンをさばく。動きはなめらかだ。
密着している和也と奈緒の姿にも、眉ひとつ動かさない。
彼にとっては、日常風景なのだろう。
「お待たせいたしました」
コトリ、とテーブルの上にグラスが一つだけ置かれた。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)