「あの、あたし・・・あんまり持ち合わせがなくて・・・」
くくっと和也が、のどの奥で笑う。
「そんな心配しないでよ、俺が連れてきたんだから」
もの馴れた態度。
いったい何人の女の子とここに来たのやら。
そのリストの末尾に、奈緒も加わったというわけだ。
現実に思考が追いつかない。
和也とソファにぴたりと密着して腰かけて、肩を抱かれている自分を、どこかで他人事のようにながめている自分がいる。
くくっと和也が、のどの奥で笑う。
「そんな心配しないでよ、俺が連れてきたんだから」
もの馴れた態度。
いったい何人の女の子とここに来たのやら。
そのリストの末尾に、奈緒も加わったというわけだ。
現実に思考が追いつかない。
和也とソファにぴたりと密着して腰かけて、肩を抱かれている自分を、どこかで他人事のようにながめている自分がいる。



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)