*
学校の帰り、駅に着いたところで、その人物に気がついた。
意外なのか、そうでないのか。
券売機の前の柱にもたれて、行き交う人々に、視線をむけている。
奈緒の姿を見とめて、目が一瞬大きく見開かれる。
ついで明るい茶色の髪の下に、人なつこい笑みがひろがった。
まっすぐこちらに足を進めてくる。
「奈緒ちゃん、だよね?」
「和也・・・くん?」
学校の帰り、駅に着いたところで、その人物に気がついた。
意外なのか、そうでないのか。
券売機の前の柱にもたれて、行き交う人々に、視線をむけている。
奈緒の姿を見とめて、目が一瞬大きく見開かれる。
ついで明るい茶色の髪の下に、人なつこい笑みがひろがった。
まっすぐこちらに足を進めてくる。
「奈緒ちゃん、だよね?」
「和也・・・くん?」



![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)