──ずきんっ。


「っ?!」


さっきよりも強い頭痛。


怖いっ。


そんな感情が私を支配する。


その瞬間、頭の中に映像が流れ始めた。


金髪の男の子と瓜二つの薄い茶色の男の子2人がテレビゲームをしている。


『もう!……のバカ!もうすぐで優勝だったのにっ!!』


『邪魔してなんぼやん☆あー楽しい♪』


『くそぉっ!この万年発情期チャラ男が!!』


『その言い方ひどいやん!年上は慕うもんやで?!』


『はっ、……のどこに慕う要素があるの?』


『あるやろ!!ない方がありえんやろ!!』


『ないない!なっ、……!』


『ないね』


『ほら!2対1!僕たちの勝ち〜』


『いや、まだわからんで?!こっちには星南と……がおるんやからな!』