memory〜紅い蝶と私の記憶〜

『これでずっと一緒だな』


『うん、これからもよろしくね?私の太陽様』


…あ、目が、あった?


『…早く、思い出して』


え?


『お兄ちゃんたちも大切だよ。だけど、私には、あの人たちが1番なの』


あの人たち?!


それは紅蝶なの?!


『それは言えない。思い出せてはいないけど、感じてはいるんでしょ?』


…記憶は戻るの?


それは戻ってもいいものなの?


『それは〝私〟が決めること。どんなに辛くても、思い出してしまったら受け入れるしかない』


それって、やっぱり辛いこと?


『でもね、辛いことばかりじゃないよ。だって私の居場所だもん。私が私でいられる唯一の場所。どんな私でも笑顔で受け入れてくれるところ』