なにあの言い方!


人を侮辱するのもいい加減にしなさいよ?!


お兄ちゃんたちも〝あの人たち〟もこんな汚いことする族になんて負けない!


怖くないんだからね!


「というわけで…今日はこの辺で退散させてもらうよ。紅蝶によろしくね」


そう言って早々に去っていった。


あの笑み…すごく怖いっ。


何か知ってるような、心を覗かれているような気分になるっ。


この幸せが崩れていくような…そんな気にもなる。


怖いっ。


だけど…本当に怖いのは…〝何に対して〟…?