そのままの君で

春休み中部活をしている旬君と何度か会った。
会えば、おー、とか頑張ってる?とか
声をかけてくれる旬君。
なのに私だけぎこちなく。
どんどん自己嫌悪に陥っていく。

そして新学期。
クラス発表。

案の定クラスメートの隣の席の関係は終わり単なる同じ学校の同級生になった。

後悔なんて言っちゃいけない。
伝えようと思えばいくらでも
伝えられた1年間。
何も動かなかったのは私なんだから。

たわいない会話もできない。
眠たそうに目をこする仕草も見れない。
あの優しい横顔も見れない。

バレンタインの日に
先輩に告白した由紀ちゃんとは
同じクラスになった。

あの日、勇気を出した由紀ちゃんは
今はその先輩の彼女になった。

惚気とたまに愚痴を聞きながら
あの日キラキラしていた由紀ちゃんを思い出す。