涙花が咲く頃に


まだ、6時……。

校舎は機能の文化祭の後でカラフルだけど辺りはシーンと沈まに返っていた。


「はぁ……さぼろーかな」


「だめだろ?サボっちゃ」


もう声だけで誰だかわかる。


分かりたくないけど分かってしまう……


「あんたには関係ないでしょ」



「関係あるだろ。じゅーぶん」



「だって今日片付けだけだろ?すぐ終わんじゃん」




「だから、そうじゃなくて……」


「なるほど。そういう意味か」




人がわんさかいるから!と言おうとしたらそれがわかったみたいで……




「ま、頑張れよ」


「むかつくー」


「ごみ捨て係やろーっと」




そんな独り言を言いながら屋上へ向かった。