「あー、疲れたー」
私は家に帰ってくるなり、ソファーにたおれこんだ。
「ただいまーてのあかえってないのか?」
そんな声がきこえたと思ったら、眠気にかてずに私は眠りについた。
「のあ!のーあっ!」
誰かか私を呼ぶ声が聞こえる。
「ったく、あれしかねーか」
「んん……?」
「おはよ!乃愛おまえ寝すぎ……」
両手にフライパンとお玉を持っているブラウン男がぼやけた視界に入る。
「起きたな!ほらこれ」
「スープ?」
「この頃さむくなってきたからな」
「……ありがと。」
「いーえーっ。てか今日も受付?」
「今日はおどかしやく。あーやだなー。起こしてくれなくてもよかったのに」
「たんにんにサボるなってねんおされてだだろ?」
「は?なんで知ってんの?」
「俺が資料室にノート取りに行ったら、さぼったらどうなるかわかってるよな?って念押されてるのみたから」
「ぬすみぎきとか趣味悪っ」
「サボリは良くないなー」
「ぬすみぎきのほうがよくないと思うけど」
「昨日も行ったんだら今日もいったほうがいいな!放課後屋上来いよ」
「行かない!」
「待ってるから!」
「わっ!」
「きゃー!びっくりした!」
人を脅かし続けてもう2時間。
私的には24時間やってるんだけど。
「大滝さん、おつかれー」
「おつかれ……」
「やだ、大滝さん!疲れたって顔に書いてあるよ」
「あはは」
そんな言葉にわたしは愛想笑いすらもうまくできない。
「あ!さんじからはじまる告白大会みてくればー?毎年きゅんきゅんするんだって」
「そうたね」
と上手く交わし、やっぱりおくじょうに来てしまった。
そしたら、屋上から言っていた告白大会が見えた。
中には全身タキシード来た男の子がプロポーズしてた。
ヒュヒューと指を鳴らしてる男子。
告白した女の子がOKもらって友達らしき人と泣きいながら抱き合ってる姿。
広くないくうかんのなかにいろんな物語があった。
そんな姿をみて胸が音を立てて傷んだ。
そんな姿をずっとみていたーーー……。

