「私もう寝るわ」
そう言って立ち上がる私に衝撃な言葉がブラウン男の口から飛びてきた。
「一緒に寝る」
「はぁ?!」
大きな声を出す私に比べていたって冷静なブラウン男。
「お前の部屋思い出してみ?ベッドなんかなかっただろ?」
「布団あるでしょ?」
「そんなのあるわけねぇじゃん。だから言ったじゃん俺一人暮・ら・し」
ブラウン男は一人暮らしを強調した。
「うそでしょ?!」
「嘘じゃない。でも、平気!俺のベッドキングサイズだから、2人くらい楽勝だから!」
いやいや!そういう問題じゃなくて……!
「死んでも嫌なんだけど」
「じゃあ死んだつもりでよろしく!」
「じゃあ、ソファーで寝る」
リビングにはL型の立派なソファーがある。
「だーめ。ほら乃愛行くぞ」
「ここ、寝室。な?2人くらい楽勝だろ?」
まぁ、確かに2人くらいてか、3人でも全然余裕たけどさ……。
「やだ」
「あんたタダでさえ女好きのチャラ男だし、同じ部屋にに人いると寝れない。てか、落ち着かない!!」
「つべこべ言わずに寝ろって。ふかふかで気持ちいいぞ」
「ふぁぁぁ〜」
「ほら、眠いんだろ?」
目をあけていられないくらいの眠気が襲ってきて、私はベッドの端に腰掛けた。
「一緒の布団で寝るとか絶対や嫌だか……スースー」
あっという間に私は夢の中に落ちてった。

