私たちは、その後お父さんから連絡が来るまで泣いていた。 連絡が来てから、泣きやみお互いの顔を見て笑い出す。いつものように笑い出す。 たくさん傷ついて 傷つけて どれだけ泣いたか、わからない。 けど、今度は私の番だ。 私が朱里を……… 幸せにするんだ。 「よし、帰ろっか」 そう言うと無邪気な子供みたいに手を繋いで帰り道を歩いたー。