雅人を無視して、佳正のもとに行った。


「佳正っ!」


「夢羽ちゃん?どうしたの?」


「これどうかな?」


私はイヤホンジャックを見せた。


「それ、すごいいいじゃん!翡翠色だし!」


イヤホンジャックを見て目を輝かせた佳正。


「だよねっ!じゃあ飛鳥のとこ行ってくる!」


そう言って飛鳥の元に向かう。


「あーすかっ。これどう?」


飛鳥にイヤホンジャックを見せた。


「おー、いんじゃね?それならつけてやるよ」


なにその上から目線。


なんかむかつく。


・・・でもまぁここは優しい優しい夢羽様が許して差し上げよう!


ふんっ!


「春輝〜」


私は春輝の元へ行った。


飛鳥はむかつくから放置だ!


「夢羽どうしたの?」


「これどうかな?」


そう言いながらイヤホンジャックを見せる。


「すごいいいじゃん。翡翠色だし、これなら男女でつけれるしね。」


「でしょ?これにしない?」


「いいよ」


やった!


おっそろい〜!


「じゃあ買いに行こっ!」


「うん」


私たちはみんなに声をかけてイヤホンジャックを6つ買った。


「おそろいだねっ!」


笑いながらみんなのことを見れば、みんなも笑い返してくれる。


大切な大切なおそろい。


これは私の宝物。


買ってすぐにみんなでスマホにつけた。


「そろそろ帰ろうか。」


「そうだね」


その後私たちは、バイクに乗って帰った。


春輝達は、バイクの免許を取っているらしい。


そんなにスピードも出さないし、暴走族っていう感じはしない。


なんで暴走族なんだろう?