【ぼくのさがしもの】
たけうちちひろさん
イラストレーター、切り絵作家、絵本作家さんです。
切り絵絵本と言えば以前、こちらでも紹介した滝平二郎さんですよね。
モチモチの木とか強烈な印象を与えます。
今回、ご紹介するたけうちさんの絵本。
滝平さんとはまた違った印象を受ける切り絵です。
滝平さんのが圧倒的な印象だとしたら、たけうちさんのはジワジワ押し寄せる感じ。
とにかく細かい。
もう細部に渡り丁寧に切り取られています。
ミラ子が知ったのは去年だったか、地元の友達が教えてくれたんですよね。
すごい人おるでって。
たけうちさんも関西の方です。
それで関西の方ではちょこちょこギャラリー的なのやってて友達はそれで知ったとか。
実はたけうちさん世界的にも有名です。
あの、ボローニャ絵本原画展入賞されてます。
上記の絵本も世界各国で出版されてます。
ていうか寧ろ、逆輸入ですよね。
世界の方が先で国内出版は後でしたか。
簡単な文章付きだけどほとんど言葉なくても伝わってきます。
それほどまでに切り絵に詰まってるんです。
物語の内容が。
原画みたいなぁって思う絵本の一つですね。
さくっとあらすじ書くとある日、ロボットくんの片腕が無くなったんです。
それで次々これは?と探すのですが、、、
よくよく考えればたけうちさん関西人。
これもしかして物ボケ的な……?
と思いたくなるような展開にクスッと笑えます。
もちろん、前作の【ぼくのつくりかた】もとてもとてもお薦めですがやっぱり同じ関西人としては物ボケの方を(勝手に決めつけるな、笑)推しておこうかと(笑)(笑)
細か過ぎる切り絵絵本の世界。
隅から隅までチェックしながら読んでいや、見て頂きたい絵本です。